2024年軽自動車販売台数2位スズキ「SPACIA」。
広々とした室内空間と優れた燃費性能を兼ね備え、ファミリー層からも高い支持を集めています。
スズキ SPACIAといってもスペーシア(HYBRID X/G)・スペーシアCustom・スペーシアGEARなど、
さまざまなタイプが存在します。実際に自分で購入するとなると「どのSPACIAを選べばいいの?」と
悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、買って後悔しないために、自動車業界22年携わってきた実績を活かして、最新2025年モデルのスズキ スペーシアCustomの選び方をご紹介します。

このページでは、らん丸がスペーシアCustomの
徹底解説をご紹介していきます
スズキ スペーシアの基本情報とタイプ紹介
スペーシアの基本情報
項目 | スペック |
---|---|
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,785mm(FF/4WD) |
ホイールベース | 2,460mm |
エンジン | 660cc 直列3気筒(NA/ターボ)+マイルドハイブリット |
トランスミッション | CVT |
駆動方式 | FF / 4WD |
乗車定員 | 4名 |
価格帯 | 約153万円〜 |
スペーシアのタイプ紹介
スペーシアには大きく分けて「スペーシア(HYBRID X/G)」と「スペーシアCustom」
2024年9月に追加された「スペーシアGEAR」の3種類があります。
✅ スペーシア(HYBRID X/G):NA(自然吸気)+マイルドハイブリット設定


価格を抑えながらも可愛さ・快適性を重視したい人におすすめの1台
✅ スペーシア Custom:NA(自然吸気)+マイルドハイブリットとターボ+マイルドハイブリット設定





本記事はスペーシア Custom の魅力を解説します
✅ スペーシア GEAR:NA(自然吸気)+マイルドハイブリットとターボ+マイルドハイブリット設定


アウトドアでより遊びゴコロを重視する方におすすめの1台



さっそく、スペーシア Customについて解説していきます
スペーシア Custom内のグレードと価格
スペーシア Customにもグレードが設定されているのでご紹介いたします。
✅グレード表(2025年3月調査時点)
スペーシア Custom グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
HYBRID GS | NA(自然吸気) | FF | 1,801,800円 |
4WD | 1,925,000円 | ||
HYBRID XS | FF | 1,995,400円 | |
4WD | 2,115,300円 | ||
HYBRID XS TURBO | ターボ | FF | 2,073,500円 |
4WD | 2,193,400円 |



スペーシア Customのエクステリアデザインについて解説します
エクステリアデザイン
華やかで上質な見た目を演出


スペーシアCustomは、頑丈で大容量のコンテナボックスをモチーフにしたデザインが特徴です。
プレスラインを強く入れることで露骨で存在感のあるデザインの表現しています。
力強さと存在感のあるフロントデザイン


画像引用元:【公式】スズキ株式会社
✅フルLEDヘッドライト
フロントデザインは水平基調のメッキラインがポジショニングライトまで続いているため、軽自動車とは思えないほどワイドに表現されています。
ヘッドライトをブラックアウトすることで、
よりポジションライトを目立たせ、
引き締まった印象と一体感を与えます。
スペーシア Customにはフォグランが標準装備されております。
フォグランプを囲むガーニッシュが立体的に装着されていてフロントバンパーと組み合わせることで、
外側に向けて堀が深くなり、立体的な造形で存在感を一層高めています。
頑丈で立体的なシャープな造形が魅力のサイドデザイン
スペーシア Customで1番特徴的な力強いキャラクターラインで頑丈なコンテナボックスが表現されています。
その上で、フロント/リヤのフェンダーの膨らみも表現され、より踏ん張り感のあるデザインになっている。
リヤスポイラーも専用装備され、スペーシアCustomだけのアクセントになっています。


✅HYBRID GS:14インチアルミホイール


✅HYBRID XS/HYBRID XSターボモデル
15インチアルミホイール
ワイドに見えるガッチリしたリヤデザイン


✅迫力あるリヤデザイン
ほぼスクエアに見えるガッチリとしたリヤデザイン。左右に配置された縦長のテールランプの中にもメッキがキラリと光りる演出がされています。
テールランプにはクリスタル感のある4連のインナーレンズが華やかな印象を与えます。



デザインが分かったところで、ボディー色を見ていきましょう
カラーバリエーション



外装色の無料/有料カラーについて紹介していきます
画像はHYBRID XSモデルです
✅無料カラー


✅インディゴブルーメタリック2
シックで大人の落ち着いた深みのあるブルー


✅フェニックスレッドパール
情熱的で力強く視線を惹きつける存在感


✅アーバンブラウンパールメタリック
光の当たり方によって深みのある陰影が生まれ
高級感のある大人の雰囲気


✅ブルーイッシュブラックパール3
非常に洗練された神秘的な深みのある美しさ


✅クールカーキパールメタリック
タフでありながら洗練された上品な輝き
✅有料カラー:27,500円(税込)


✅ピュアホワイトパール
ホワイトの清潔感とパールならではの上質な輝き


✅スチールシルバーメタリック
都会的でスタイリッシュな品格のあるカラー



よりスポーティーな2トーンカラーが用意されている
HYBRID XS/HYBRID XSターボは選択可能
✅有料カラー:60,500円(税込)


✅インディゴブルーメタリック2
ブラック2トーンルーフ


✅フェニックスレッドパール
ブラック2トーンルーフ
✅有料カラー:88,000円(税込)


✅ピュアホワイトパール
ブラック2トーンルーフ


✅スチールシルバーメタリック
ブラック2トーンルーフ
ブルーとレッドよりホワイトとシルバーの方が追加料金が発生します。



インテリアカラーはグレードによってシートの表皮が違う
✅HYBRID GSのインテリアカラー:ボルドー/ブラック




✅HYBRID XS/HYBRID XSターボのインテリアカラー:ボルドー/ブラック




ブラックを基調とした高級感の中にセミマットな質感のボルドーがアクセントとして上質で落ち着いた雰囲気を演出しています。
特にHYBRID XS/HYBRID XSターボにはシートサイド部にレザー調で、より上質感が高まっています。



エクステリアが分かったところでインテリアを見ていきましょう
上質さに包まれた広い室内空間
SPACIAの室内サイズは、室内長2,170mm、室内幅1,345mm、室内高1,415mmと軽自動車とは思えないほどの広さを誇ります。
特に室内高は1,400mmを超えており、大人でも余裕を持って座れる開放的な空間を実現しています。
華やかさと上質さに包まれたインテリア


スペーシア Customは、全体的に黒でシックにまとめつつも、アクセント色としてピアノブラックやボルドー色が用いられています。華やかで上質なインテリアを演出していますが、実用性も高く便利な収納をさまざまの場所に配置されているところが、さすがスズキ車だと感じさせます。
ダッシュボードやセンターコンソールには小物を収納できるスペースが充実しており、スマートフォンや財布などを手軽に置くことができます。


✅助手席の下に大容量のアンダーボックス
靴や買い物袋などを収納するのに便利です。
そのまま外に持って出ることもできます。
より後席を快適にマルチユースフラップ
(HYBRID XS/HYBRID XSターボに標準装備)
スペーシアは、今回スズキ初となるリヤシートに「マルチユースフラップ」を採用しています。
マルチユースフラップは、座った際にふくらはぎが当たる部分の一部のシートが可動するため、角度を調整ができます。
フラップの位置や角度を調整することで、くつろぎ感を得られる「オットマンモード」、走行中の姿勢安定をサポートする「レッグサポートモード」、荷物の落下を予防する「荷物ストッパーモード」の3つのモードを選べます。
急ブレーキをかけた際にリア席の荷物が落ちことはありません?
そんな時でも荷物ストッパーモードで荷物を固定していると荷物がリア席から落下するのを防止します。
後席快適スリムサーキュレーター(HYBRID XS/HYBRID XSターボに標準装備)
軽自動車で夏や冬に気になるのが、後席の空調環境。前席のエアコンは効いているのに、後席は「なかなか涼しくならない」「冬場は足元が冷えたまま」なんて経験ありませんか?
スペーシアには「スリムサーキュレーター」が天井に備えられています。
車内の空気を循環させ、前席と後席の温度差をしっかり均一化するため悩みをしっかり解決します。


燃費性能と走行性能
パワートレインの選択肢
スペーシアCustomは全タイプにモーターアシストを使用するマイルドハイブリットが搭載されています。
モーターアシストがあることでスムーズな加速性能がありながらも、
軽スーパーハイトワゴンの中でNo1の低燃費を実現しています。WLTCモードでの燃費は19.8~23.9km/Lです。
マイルドハイブリットとは減速時のエネルギーを発電し、専用バッテリーに充電する。
加速時には電力を用いてモーターでエンジンをアシストすることで燃料消費を抑制します。
スペーシアCustomには2種類のエンジンが用意されています。
日常の街乗りに適したNA(自然吸気)エンジン。
もうひとつは、高速道路でのパワフルな走行に対応できるターボエンジンです。



スペーシアCustomはNAエンジン&ターボエンジン両方搭載
- NAエンジン:軽自動車らしい低燃費を実現し、日常的な街乗りに最適です。静かでスムーズな走行が特徴で、都市部でのストップ&ゴーが多いシチュエーションでもストレスなく走れます。
■最高出力 36kW[49PS]/6,500rpm
■最大トルク 58N・m[5.9kgf・m]/5,000rpm - ターボエンジン:より力強い加速が求められるシーンで活躍します。高速道路や坂道での走行時に、余裕のある加速性能を提供し、より快適なドライブを実現します。
■最高出力 47kW[64PS]/6,000rpm
■最大トルク 98N・m[10.0kgf・m]/3,000rpm
どちらのエンジンにもCVT(無段変速機)が搭載されており、滑らかで快適な加速を実現します。
✅燃費一覧
スペーシアCustom グレード | エンジン | 駆動方式 | 燃費 WLTCモード |
---|---|---|---|
HYBRID GS/HYBRID XS | NA(自然吸気)+マイルドハイブリット | FF | 23.9km/L |
4WD | 22.4km/L | ||
HYBRID XSターボ | ターボ+マイルドハイブリット | FF | 21.9km/L |
4WD | 19.8km/L |
走行安定性
スズキ独自のHEARTECTプラットフォームを採用することで、ボディの剛性を高めながらも軽量化を実現しています。これによりNAモデル+モーターアシストでスムーズで安定した走りを楽しめます。
スペーシアCustomにはターボエンジンの設定があることから、走りにゆとりが出るため高速道路の
運転にも最適になっています。
先進の安全技術
スペーシアには、スズキの安全技術「スズキセーフティサポート」が全グレードに標準装備されています。
ミリ波レーダー、単眼カメラ、超音波センサーを組み合わせることで早く対象物を検知することが可能になりました。
スペーシアCustomには電動パーキングブレーキとアダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]が標準装備になり、高速道路の使用頻度が多い方には快適装備になります。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]
高速道路で車間距離を保ちながら、自動的に加速・減速してくれます。さらに停止までサポートしてくれる装備になります。
動画引用元:【公式】スズキ株式会社
その他の安全機能
- 車線維持支援機能:高速道路で車線の中央付近の走行維持をサポートする。
- デュアルセンサーブレーキサポートⅡ:
右左折時の歩行者や自転車、右折時の自動二輪車も検知し衝突の回避または衝突時の被害軽減を図ります。 - 低速時ブレーキサポート(前進/後退):駐車時の低速でも衝突被害軽減ブレーキが作動する。
- ふらつき警報機能:眠気などによるふらつきを予防する
- 標識認識機能:標識を認識してドライバーにお知らせします
- ハイビームアシスト:ハイ/ロービームの切り替え忘れを予防します
- 発進お知らせ機能(先行車/信号切り替わり):うっかり出遅れを予防する
- 誤発進抑制機能:踏みまちがいによる急発進を回避に貢献する
- 後方誤発進抑制機能:シフト入れまちがいによる不意の後退を回避に貢献する
これらの機能により安全性能を提供しています。
こだわりポイント
こだわりポイントは、運転中に目線移動が少なくなる『ヘッドアップディスプレイ』と
スズキ軽自動車初採用の『ステアリングヒーター』になります。
ヘッドアップディスプレイ


✅ヘッドアップディスプレイ
ダッシュボード上に、カラーのディスプレイが設置され、車速やシフト位置などを表示することができる。
少ない視線移動で表示認識でき、運転疲労の軽減につながります。
ヘッドアップディスプレイを標準設定
(HYBRID XS/HYBRID XSターボ)



軽自動車ヘッドアップディスプレイ装着車を他社含めて調べました
メーカーオプション:ワゴンR、ワゴンRカスタム、ワゴンRスティングレー、ワゴンRスマイルが装備可能
ステアリングヒーター


✅ステアリングヒーター
スズキの軽自動車初となるステアリングヒーター
寒い季節にも安全で快適な操作をサポートします。
HYBRID XS/HYBRID XSターボ標準設定
おすすめオプション
おすすめオプションは、より便利に目的地に着きたい方に『全方位モニター付メモリーナビゲーション』が
おすすめになります。
全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機
全方位モニター付メモリーナビゲーションを選ぶことで、全方位モニターで確認できるナビゲーションが追加されたり、スズキコネクトが対応になったりと、快適装備を手に入れたい方におすすめのオプションになります。
価格は195,800円(税込)です。
✅全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機
- 全方位モニター用カメラ
- ナビゲーション
- スズキコネクト(会員登録が必要です)





Apple Car Playやandroid autoで連携もできます
スペーシア Customのグレードごと仕様の違い
スペーシア Customのグレードは3種類です。
HYBRID GS


スペーシア Custom | グレードエンジン | 駆動方式 | WLTCモード | 燃費 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
HYBRID GS | NA(自然吸気)+ マイルドハイブリット | FF | 23.9km/L | 1,801,800円 |
4WD | 22.4km/L | 1,925,000円 |
「HYBRID GS」はエアロを装着したモデルで迫力のある上質なスペーシアです。
エクステリアは、フロントバンパー・リヤバンパー・フロントフォグランプ・14インチアルミホイール・
LEDドアミラーターンランプ・リヤスポイラーがCUSTOM専用で標準装備です。
インテリアは、CUSTOM専用のボルドーをアクセントカラーにした車内やファブリックシート表皮が
標準装備になり、華やかなインテリアを演出しています。
4WDだけになりますが、助手席シートヒーターが標準装備になります。運転席はFF車も標準装備です。
運転に影響する運転席シートリフターやチルトステアリングが標準装備。
電動パーキングブレーキ・車線維持支援機能・アダプティブクルーズコントロールが標準装備になることで、
長距離運転した際も疲れが軽減します。
日差しを遮るロールサンシェードや楽にスライドドアが開閉する電動スライドドア(助手席側)も標準装備です。
さらに装備が充実しているHYBRID XSを見ていきましょう。
HYBRID XS


スペーシア | Customグレードエンジン | 駆動方式 | WLTCモード | 燃費 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
HYBRID XS | NA(自然吸気)+ マイルドハイブリット | FF | 23.9km/L | 1,995,400円 |
4WD | 22.4km/L | 2,115,300円 |
「HYBRID XS」はNAエンジン車の中で一番装備が充実しているグレードです。
「HYBRID GS」と同様の装備を備えていますが、
エクステリアはホイールのサイズが14インチから15インチに1インチアップします。
インテリアはステアリングが本革巻きやシートが一部レザー調になることで高級な印象です。
軽自動車では珍しい寒い季節に快適なステアリングヒーターや、
少ない視線移動で運転疲労の軽減につながるヘッドアップディスプレイが標準装備です。
上質な音楽をとどけるために6スピーカーが標準装備。
フロント2からフロント2、リヤ2、フロントツイーター2のトータル6スピーカーに変更。
✅スペーシア HYBRID Xと同じ標準装備リスト
- 電動スライドドア(運転席側)
- スリムサーキュレーター
- プレミアムUV &IRカットガラス(フロントドア)
- マルチユースフラップ
- 助手席シートヒーター
- リヤパーソナルテーブル
- 後席センターアームレスト
スペーシアCustom最後のグレードになるHYBRID Xターボを見ていきましょう。
HYBRID XSターボ


スペーシア Custom グレード | エンジン | 駆動方式 | WLTCモード | 燃費 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
HYBRID XSターボ | ターボ | FF | 21.9km/L | 2,073,500円 |
4WD | 19.8km/L | 2,193,400円 |
「HYBRID XSターボ」はターボエンジンを搭載したスペーシアCustom唯一のグレードです。
パワフルな走りを求める方におすすめします。
「HYBRID XS」と同様の装備を備えていますが、
走りの楽しさに影響するパドルシフトとパワーボタンが備わり、スポーティな走りを味わうことができます。
まとめ
スペーシアCustomは、迫力のあるフロントマスクと上質で落ち着く室内空間が魅力の軽ハイトワゴンです。
特に、後席の快適性や燃費性能の高さは、ファミリー層や長距離移動が多い方にとって大きなメリットとなるでしょう。ターボモデルも選べるため、ライフスタイルに合わせて選択することが可能です。
今回は、スペーシア Customを解説しましたが、
リーズナブルなスペーシア HYBRID G/Xの記事もまとめています。
合わせて読んでいただけると、よりスペーシアのことが理解でき、後悔しないクルマの購入ができるでしょう。
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